あな痔 |
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痔とは、肛門部の病気の総称で、そのおもなものとして、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔瘻)がある。この三つは肛門の病気全体の90%以上を占めることから、三大肛門病といわれる。 あな痔(痔瘻)とは、肛門のくぼみの部分に下痢便などによる傷がつくと、そこから大腸菌などの最近が侵入して炎症を起こし、うみがたまる。このうみが直腸の周囲から肛門の周囲の組織を経て、さまざまな場所にたまった状態を肛門周囲膿瘍という。 そして、このうみの集まり(膿瘍)が皮膚を破って外に出たり、小切開手術を行ったりした後に残る穴(瘻孔)が痔瘻(あな痔)である。膿瘍が組織の深い場所にある場合には、皮膚に通じる出口がないため、大きな深部膿瘍をつくったり、皮膚に通じる枝道をいくつもつくって肛門周辺にたくさんの穴をあけることがある。 肛門周囲膿瘍、あな痔ともに、手術をする以外、治療法がない。ただ肛門周囲膿瘍の場合は、早い時期に小切開を行ってうみを排出させ、抗生物質や鎮痛剤を用いる治療が行われる。 スポンサード リンク |
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